MORES様 事例
遠隔地の現場と事務所をリアルタイムにつなぎお客様に”ときめき”を感じていただける空間創りの実現へ
目次
1.概要
株式会社MORES 内野以之様は、不動産の売却物件にお客様が実際のくらしをイメージできるよう家具や小物でインテリアコーディネートを行って空間を演出する「ホームステージング事業」を主に展開しています。
これまでマンションデベロッパーに勤務した経験から、物件購入希望者が部屋を内覧する際に、ここに住んでみたいという”ときめき”を感じていただける空間を創り、物件の早期売却に向けてサポートされています。
株式会社MORES様では、事業規模の拡大に伴って、効率的に現場の確認を行うことが不可欠になっていました。これまで、スマートフォンのTV電話機能を用いて確認を行っていましたが、全体の中でも一部分の映像しかみれず不満がありました。そこで、遠隔からでも現場の全体像を把握することができ、現地にいる社員とリアルタイムにコミュニケーションをとりながら事務所と現場での最終確認を行える方法として、RICOH Remote Fieldを採用いただきました。RICOH Remote Fieldを使うことで、360°映像と音声をリアルタイムに配信することが可能に。現場と事務所を臨場感ある映像と音声でつなぎ、円滑な現場確認を実現されています。
2.課題と効果
【導入前の課題】
- 事業規模の拡大に伴って、効率的に現場の最終確認を行うことが不可欠となっていた
- リモートで現場の全体感を把握することが難しい
- スマートフォンを使った映像配信では、現地社員の片手が塞がってしまい業務効率が落ちる
【導入後の効果】
- 現地に行かなくても、依頼を受けた物件の仕上がり状況を360°映像で事務所と現場とでダブルチェックできる
- 現場社員の作業を止めずに事務所から自由に角度を選択し現場確認ができる
3.選定のポイント
- 360°映像により部屋全体を見渡せることで全体感を把握できる
- 現場社員の作業を止めず、リアルタイムで現場社員とコミュニケーションがとれる
4.導入の背景と効果
RICOH Remote Fieldを導入した背景、決め手を教えてください。
事業規模の拡大に伴って、月100件近くの現場を確認するには、リモートで実施することが不可欠です。そのため、これまでスマートフォンのTV電話機能を用いて確認を行っていましたが、全体の中でも一部分の映像しかみれないこと、現地の社員が手持ちでスマートフォンを持ちながら撮影することになるので撮影中は両手が塞がってしまい家具の移動などの作業が行えなくなることの不満がありました。代替のツールを探していたところ、既に購入し使い慣れているRICOH THETAを使って360°リアルアイム映像配信ができるサービスがあることをリコージャパン配信のメールマガジンをきっかけに知り、トライアルを申し込みました。トライアルを実施する中で、これまで抱いていた課題が解決し、「部屋全体を見渡せることで全体感を把握できる」「現場社員の作業を止めず、リアルタイムで現場社員とコミュニケーションがとれる」ことを確認できたことが決め手となり、契約に至りました。
RICOH Remote Fieldをどのように使っているのですか?
提携している運送業者が対象物件に家具を設置・搬入した数日後に社員が現地訪問し、家具配置の最終チェックを行う際にRICOH Remote Fieldを利用しています。現場にいる社員がRICOH THETAを三脚につけ、部屋の中央に設置。事務所からは、家具が配置されている部屋を360°の映像で見て状況を細部まで把握。事務所と現場の社員同士でリアルタイムに一緒に会話しながら、最終的な仕上がりをダブルチェックしています。
導入効果を教えてください。
事業規模の拡大に伴って現場の数が多くなっても、現場の最終チェックを効率よく実施できるようになりました。360°リアルタイム映像・音声によって、遠隔で全体感を把握できるので、複数人が事務所からわざわざ現場まで移動しなくても、現場と事務所をつないで効率よく最終チェックを行えます。
RICOH Remote Fieldを使うと、部屋全体を360°俯瞰で見ることができ、空間全体を把握することができるのがいいですね。例えば新人のスタッフが現場の最終チェックを行う際でも、リモートで事務所からベテランスタッフが立ち会って、部屋の全体像を把握した上で現場の新人スタッフに対して細かな指示を出すこともできます。
また、現場社員の作業を止めずに事務所から自由に角度を選択し現場確認ができるのがいいですね。スマートフォンのTV電話機能を利用していた際には、映像配信時に現場社員の片手が塞がるため、作業を一旦止める必要がありました。RICOH Remote Fieldであれば、部屋中央に三脚を立ててTHETAをセッティングすることで、事務所へ360°映像配信を行いながら、現場作業を進めることができるため、現場社員の業務効率は上がりました。
今後についてお聞かせください。
現在は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)を中心に事業を展開していますが、将来的に地方都市へ事業を拡大したいと考えています。その際に、地方都市の現場と本社事務所をRICOH Remote Fieldでつなぎ、経験豊富なインテリアコーディネーターが遠隔から最終チェックを行うといった、使い方が出来たらと考えています。
5.お客様プロフィールと導入ソリューション
株式会社MORES様
https://mores-i.com/■会社所在地
埼玉県さいたま市南区文蔵4丁目8番8号
■事業内容
- 家具、室内装飾品の開発、製造、輸入、販売及びインテリアコーディネート業務
- 建築工事及び内外装工事の設計・施工、監理及びそれらの仲介・斡旋
- 建設資材の販売
- 広告宣伝物、印刷物等の企画、デザイン、製作及び販売
- 各種イベントの企画・制作・運営及び管理
- 服飾雑貨、衣料品、衣料雑貨、日用品雑貨、アクセサリー等の卸売、販売及び輸出入
■導入製品
RICOH Remote Field
RICOH THETA
本Webページ記載の会社名および製品名は、それぞれ各社の商号、商標または登録商標です。
本ページに掲載されている情報は、2024年3月現在のものです。