西松建設様 事例
西松建設様は明治7年の創業以来、140年を超える長い歴史と伝統によって培われた高度な技術力を強みに、道路やダム等公共施設の建設や都市再開発など、安全・安心な社会基盤整備や快適な環境づくりに広く貢献していらっしゃいます。
今回、不破原トンネル工事でのRICOH Remote Fieldを活用した現場見学会について、取り組み内容と今後の計画を、西松建設 鬼頭様(以下敬称略)にお話をうかがいました。
Q.現在こちらではどのような工事をされているのでしょうか?
西松建設 鬼頭:
国土交通省様より発注頂いた不破原トンネル工事でして、全長1831mの長距離トンネル工事になります。工事期間としては約3年になります。現在約900mまで進捗しておりまして、だいたい半分の進捗となっております。(2023年3月取材当時)
Q.不破原トンネル工事現場で実施されている現場見学会について教えて下さい。
西松建設 鬼頭:
地元の方、そして学生の方などに工事というものを理解頂くのを主眼として、現場見学会を幅広く受け入れています。
昨年の9月にはバーチャル見学会という名前のもと国土交通省様オフィスの全国4拠点をオンラインで繋ぎまして、こちらトンネルの中をVRゴーグルで覗いて頂き、まさにそこにいるかのような見学会を開催しました。その評価として、まさに現場にいるような感覚で非常に良いと頂いております。
リアルですと一回の人数に制限がありますが、オンラインなら多くの方に見て頂ける。またVRゴーグルを使えばリアルに近い感覚で見て頂けるので有意義だなと感じています。こういった形で現場見学会が広がっていけば良いし、我々としても対応していきたいと思います。
Q.RICOH Remote Fieldの導入を決めた理由はどのような点でしょうか?
西松建設 鬼頭:
リアルタイム性、画質の良さが決め手となり選定させて頂きました。また平面的な画像ではなく、よりリアルさを感じて頂くためにVRゴーグルを使いたかったので、そこもポイントになっています。
Q.最後にRICOH Remote Fieldを使った今後の展望について教えてください。
西松建設 鬼頭:
工事を理解して頂くのに最適なツールと考えています。建設業は担い手不足が問題であり、多くの方に工事を見て頂き、現場の良さを知ってもらいたいと思います。また、幅広く工事の実状を知って頂く意味では、リアルで現場に来られないような高齢者の方、小さなお子様も対象にして、RICOH Remote Fieldを介して現場を見て頂ければなと思っています。